超解釈テニスの王子様  人生哲学としてのテニプリ(namimashimashiのブログ)

人生への圧倒的肯定を描き出す『テニスの王子様』と、その続編『新テニスの王子様』についての個人的な考察を綴ります。 出版社および原作者など全ての公式とは一切の関係はありません。全ては一読者の勝手で個人的な趣味嗜好です。 Twitterアカウント:@namimashimashi

テニプリソングとは何か

テニプリの楽曲というのは、キャラソンの中にキャラクターが全部詰め込まれていて役者の想いとかキャラクター性、全部が詰め込まれているので、一曲聞くだけでそのキャラクターの魅力を感じられる事ができて、側に寄り添っているような感覚になるっていう、とても素敵なものだとものだと思っている」

これは、2018年6月18日に公開されたテニラビ半年記念動画「新テニスの王子様 RisingBeat 配信半年記念‼︎ 応援コメント動画第3弾 小野大輔さん」内で語られた徳川カズヤ役 小野大輔氏の言葉である。

この言葉がテニプリキャラクターソングひいてはミュージカルまで含めたテニプリソングの全てを表しているように感じられる。

 

テニプリに関する歌は、アニメOP・EDテーマ、アニメキャラクターソング、ミュージカルソングと様々な歌がある。

聴衆である私達は、その曲がテニプリソングとしてふさわしいのか、良いのか、正しいのか、ということに気をとられることもあるけれど、人それぞれによって聞き心地の良い曲はあるけれど、きっと全てがテニプリの歌なのである。

 

それは、テニプリの創造主、原作者である許斐剛先生がその全てを愛しているからである。

許斐剛パーフェクトLIVE〜一人オールテニプリフェスタ2018〜は、テニプリソングのオリジナルがどのメディアに由来するかという点に対する差異の無さ、テニプリを愛する全ての楽曲達がテニプリを彩る大切な一曲一曲であることを示した一つの形であろう。

 

人それぞれ心地よい音楽は違うけれど、全てテニプリの音楽である。

 

テニプリのストーリーについて原作漫画のストーリーが、アニプリテニミュでストー変更されていることについて論争がおこるけれども、それがキャラクターソングであっても、ミュージカルソングであっても、キャラクターソングが今までのキャラクターのイメージに完璧に沿う内容ではなくても、テニプリを彩る歌であることに変わりはない。作り手、歌い手のテニプリのことを想った気持ちが一曲一曲に詰め込まれているのだ。

 

ただ、論争が起きるということはそれだけ真剣である、ということなので、聴衆が論争を巻き起こすこと自体は否定されるべき事象ではない、とも考えている。 

 

 

どの曲が好きでも構わない。

ただ、全てがテニプリを愛する歌なのである。

だからどの曲もみんながそれぞれの形で歌い継いでいきたい。

それがテニプリを愛する一つの形になる。

漫画を読むのと同じように、アニメを視聴するのを同じように、ミュージカルを観劇するのと同じように、原作者の歌も、アニメ主題歌も、キャラクターソングも、ミュージカル楽曲も全てを愛して歌い継ぎ、その度にテニプリへの理解を深め、テニプリっていいなの気持ちを確かめていきたい。

 

どんなに拙い方法でもファンが愛した様を喜んで受け止めてくれる許斐先生を始めとした製作者側の方々。私は一ファンとして、これからも感謝して、テニプリを愛したいと思う。