超解釈テニスの王子様  人生哲学としてのテニプリ(namimashimashiのブログ)

人生への圧倒的肯定を描き出す『テニスの王子様』と、その続編『新テニスの王子様』についての個人的な考察を綴ります。 出版社および原作者など全ての公式とは一切の関係はありません。全ては一読者の勝手で個人的な趣味嗜好です。 Twitterアカウント:@namimashimashi

2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

赦し・救い

『テニスの王子様』『新テニスの王子様』において"赦し""救い"はあるのだろうか。と考えた。人生への圧倒的肯定感を感じることができる以上、人が生きていることを全面的に肯定し喜ぶ理、すなわち、人が生きることへの"赦し"や"救い"があるはずである。 テニ…

キャラクター考_W主人公補足

前記事で述べた主人公としての越前リョーマと遠山金太郎について補足したい。 テニプリ読者には馴染み深い話ではあるが、連載開始前の構想段階では、テニスの王子様は「金テニ」というタイトルで遠山金太郎が主人公、越前リョーマは主人公のライバルとなる予…

キャラクター考_主人公と最強

テニスの王子様は青春学園中等部1年生越前リョーマの視点に立って描かれたストーリーだということをまずは全ての念頭に置かれたい。 無印時代の『テニスの王子様』において主人公は越前リョーマであり、最強は手塚国光である。厳密に言うと主人公にとっての…

キャラクターと原作者との関係性

『テニスの王子様』の主人公:越前リョーマと原作者とのデュエットソング「フェスティバルは突然に」(作詞作曲:許斐剛)の歌詞からテニプリキャラクターと原作者との関係性を考えたい。 というのも、テニプリキャラクターは漫画家の手によって"生み出され…

閑話_テニプリが促した現実理解(後編・原作至上主義と原理主義)

先の記事の流れから至極個人的な話の余談を続けたい。 私自身の"原作至上主義"について。 私が初めてテニプリに出会ったのが原作漫画である、ということにも関係するであろうが、とにかく、原作漫画が好きで好きで仕方がない。あまりに好きすぎて、アニメが…

閑話_テニプリが促した現実理解

至極、個人的な経験の話。 私自身の個人的な経験に基づく話です。 私はテニスの王子様に出会って宗教信仰について理解した。 実感を伴った共感の次元での理解をしたのである。 というよりは、テニスの王子様に触れる自分自身を見つめ、自分の感情を認め、考…

原作漫画を読み解く_無印で語られる具体テーマ

ここからは、原作漫画の具体的な解釈をしたいと思う。 もちろんテニスの王子様はその全体で人生への圧倒的肯定感を伝えているのだが、個々のストーリーやキャラクターを見ていくと細かくそれぞれに生きるテーマが与えられている。 『テニスの王子様』では、…

テニプリっていいな

「テニプリっていいな」 この言葉がファン感情の全てなのだ。 テニプリ=『テニスの王子様』『新テニスの王子様』への感動や感謝を表し、今後への期待を乗せ、これからも愛し続けることを誓う言葉なのだ。さらに、この言葉を唱えることは、テニプリの圧倒的前…

多様性の可能性

漫画、アニメ、ミュージカルの公式3コンテンツのいずれもその作品が発するエネルギーによって"人生への圧倒的肯定感"を受け手に授ける『テニスの王子様』だが、これは、キャラクターの圧倒的多様性が可能にした現象だと思われる。 いわゆる「ダイバーシティ…