2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧
論考するほどでもないけれど、語りたい話題、その2。 テニプリファンは日常生活にテニプリが浸透していることを、日常で使う言葉の観点から見てみたい。 さて、NHK EテレSWITCHインタビュー 達人達(たち)「緒方恵美×西野亮廣」2018年3月17日放送回におい…
『テニスの王子様』は少年漫画である。 小中高校生を読者層として想定された漫画だ。 努力・友情・勝利の三原則に基づいたファンタジーのエンターテインメントとして、ただ純粋に楽しみ、深い問いを考えることなく、読むことができる漫画なのだ。 つまり、『…
テニプリキャラクター、ストーリーは読者の人生に寄り添う/隣を歩いてくれる存在である。 そんな人生に寄り添うテニプリは、読者自身の人生ステージが変わると、好きなキャラクターやストーリーの読み方が変わることがある。 長年テニプリ読者(アニメ視聴者…
論考するほどでもないけれど、テニプリの特徴として語りたいのが、現実のスポーツと漫画との捉え方の話。 2018年、現実世界が漫画を超えてくるようになったという話題が将棋界や男子フィギュアスケート界で聞こえた。 最年少、歴代最高得点、前代未聞の記録…
『新テニスの王子様』THE PRINCE OF TENNIS Ⅱは、『テニスの王子様』では描かれきれなかった人間の営みを伝えている。 人生への圧倒的肯定を王子様達の魂が輝く瞬間の連続によって伝えてきた『テニスの王子様』(以下、無印と表する)だが、その人生への圧倒…
圧倒的人生への肯定感を描き出し、紙面から迸らせる漫画『テニスの王子様』。 原作者も言う通り「テニスは人生」である。 『テニスの王子様』の最終決戦中Geenius376(最終話まで残り4話)に主人公:越前リョーマが天衣無縫の極みにたどり着いた「テニスっ…
1999年7月、週刊少年ジャンプで連載が始まり、翌2000年1月に『テニスの王子様』第1巻が発売された。その後、連載は続き、2008年3月に全379話で完結した。単行本は2008年6月に発売された42巻が最終巻となり、公式ファンブック10.5巻、20.5巻、40.5巻を含む全…
2017年5月14日livedoor NEWSにミュージカル『テニスの王子様』の舞台プロデューサーを務めた片岡氏のインタビュー記事が掲載された。記事中においては「原作を超えるものはできない。けれど、原作に恥じないものを作ろう」という意識が語られていた。 では、…
テニスの王子様はキャラクターソングと親和性が高いのだ。 テニプリフェスタ等で舞台上でキャラクターソングを歌う声優を通してファンはそのキャラクターが生きている様を見る程の力を持つ。 2002年7月に主人公越前リョーマのキャラクターソングがリリースさ…
2017年10月に遂に公式から「原作×アニメ×ミュージカル」の「オールテニプリ」という概念が発表された。オールテニプリミュージアム in 京都である。 これは、つまり、『テニスの王子様』は ・原作(漫画) ・アニメ ・ミュージカル この3つが全て公式コンテ…
創唱宗教の三大要素にもそれぞれ当てはまる存在があるのが、「テニスの王子様」である。 ・教祖 原作者:許斐剛先生 許斐先生が紡ぎ出すストーリーこそが全ての原点である。 ・経典 原作漫画『テニスの王子様』『新テニスの王子様』 漫画は、単行本・完全版…
3.文化現象(礼拝) ファンが一堂に会してテニスの王子様というコンテンツを堪能するテニプリフェスタを始めとした公式イベントがこれに値するだろう。ミュージカルテニスの王子様(テニミュ)はDream Liveは礼拝的存在になるが、本公演自体はテニスの王子様…
2.経験 ここでいう経験とは宗教的経験のことである。 宗教的経験がどういった物であるかについては議論のあるところだが、ここでは主体の転換、自意識におけるコペルニクス的転回を体験することとしてみたい。 「テニスの王子様」が漫画という、独自に構成さ…
宗教的側面について具体的に見ていこう。 宗教の定義とされる三要素に当てはまる現象があるのかどうか、読者(ファン)の立場に立って考えたい。 1.「神」 言わずもがな、原作者、ハッピーメディアクリエイター時々漫画家の許斐剛先生がこの作品における「神…
日本国内で"宗教"という言い方をすると、あまり良いイメージを受けないかもしれないが、自らの価値・意見・新年を支えるものという捉え方をすると、自覚をしていないだけで、その存在は否定すべきものではないのではないだろうか。 生き方や人生への肯定を描…
「テニスは人生」 原作者はこう語る。 テニスの王子様で描かれている様は、全くその通りだと思う。 テニスの王子様で描かれているのは人生への圧倒的肯定。 生きる素晴らしさ、人が生きていくことへの愛が描き出されている。 最後に王子様達がたどり着く「テ…
テニスの王子様と出会った時のことを今でも覚えている。 それはそれは鮮明に。 小学4年生の時だった。 漫画が流行り始めたその頃、教育実習に来ていた大学生の先生から単行本を借りたのだ。あまりの面白さに感動してすぐに全巻揃えた。ちょうど10.5巻と11巻…